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酪農科学科の日常をお知らせします

プロジェクト計画発表会を行いました

 3月18日(月)6校時の総合実習では、次年度の課題研究に向けた取り組みとして、プロジェクト計画発表会を行いました。
 各自が計画したプロジェクト活動の方向性を示すことで、互いのプロジェクト活動内容を理解し、クラブ員一人ひとりの主体的・協働的に取り組む意識を高めることを目的として行いました。
 学科長の岡本先生からの講評で、植村さん・木村さんには「酪農家さんで畑や花をきれいに作っている人は、本業もしっかりやっている人が多い。1年間の取り組みが自営に役立つので頑張ってほしい。」、加藤さん・中西さんには「カヌレ・マカロンは名寄であまり売られていないということなので、製品化目指して頑張ってほしい。」とお話しいただきました。
 4月10日(水)からの本格始動に向けて、春休み期間中に栽培や製造に関する情報収集や自主学習を行うなど、各自で準備を進めます。
 全員目標達成を目指して、酪農科学科一丸となって全力で取り組みます。

★プロジェクトのテーマ★
・植村さん「メロン栽培」
・加藤さん「マカロンの研究」
・木村さん「特殊野菜と花の栽培~植物の魅力と可能性の発信~」
・中西さん「カヌレの研究」

 

 3月4日からプロジェクトの計画・準備を始めました。

 各自の研究テーマ・テーマ選定理由・目標・目標達成のための活動・年間活動計画を発表しました。 

 学科長の岡本先生から講評をいただきました

卒業式に向けてサイネリアの色合わせを行いました

 3月1日(金)の卒業証書授与式に向けて、式場を飾るサイネリアを栽培しています。
 10月上旬に播種し、11月上旬にポット上げ、12月中旬に鉢増しし、温室で管理してきました。
 今日は、花の状態を確認しながら選定し、色合わせを行いました。
 卒業証書授与式まであと5日。旅立つ先輩たちを色鮮やかな花で送ります。

 

 色とりどりのサイネリア。3月1日に見ごろを迎えるように栽培管理を行ってきました。

 担当の樋口先生から花の状態の確認方法や色合わせについて説明を受け、作業スタート。 

 色合わせしたサイネリア

2年生が最後の手入れを行いました

育成牛の出荷に向けて、2年生が最後の手入れを行いました。
 最後の体尺測定として、手分けして各部位の測定を行いました。このデータは科目「農業情報処理」で活用します。
 次にボディーメンテナンス。始めにブラシでお湯を掛けながら毛と皮膚の汚れを浮かせます。次に専用の洗剤を毛に擦りつけ、背中からお腹に向かってブラシでこすりながら汚れを落としていきます。前回3年生がブラッシングをしていることもあり、3頭ともスムーズに洗うことができました。最後に、ブラシで毛についた水を切りながら毛並みを整えました。
 3頭とも美牛になりました。2頭は明日の朝、1頭は明後日の午後、新天地に向かいます。

 まずは体高測定。

 体洗いスタート!ブラシでお湯をかけながら汚れを浮かせていきます。

 次に洗剤をつけて擦っていきます。

 少し緊張気味の牛たち。

 細かいところまで丁寧に洗います。

 感謝の気持ちを込めて洗います。

 3頭とも、とてもきれいになりました。

 最後に記念撮影。

農業講演会を実施しました

 5・6校時、鈴木ビビッドファーム代表取締役 鈴木 康裕 様を講師としてお招きし、農業講演会を実施しました。
 講演会に向けた事前学習として、22日(月)の課題研究で「ビビッドポーク試食会」を行いました。試食した「ロース」「肩ロース」「モモ」「バラ」の4種の特徴について、本校教諭から説明を受けた後、スライスした各部位(肉)を1枚ずつ湯通しし、薄味のだし汁につけていただきました。
 講演会では、生徒が講師と対話しやすいように演台を設置せず、講師を囲んだ座談会形式で実施しました。
 講師の鈴木様からは、養豚を始めるまでの経歴や、養豚に対する思いなどをお話ししていただきました。「工業高校で勉強したことが、今の仕事にも役立っている。」というお話に、生徒は惹きつけられていました。
 また、講師のホクレン旭川支所畜産生産課 梶原様からは、「養豚講習会」と題して、鈴木ビビッドファームの経営体系(一貫経営)の概要のほか、肉豚の日齢と飼料やSPF認定農場、豚肉の格付けなどを詳しく説明していただきました。「1頭の豚を出荷するために約300kgの資料が必要。ライフステージにあわせて適切な飼料の切り替えを行うことが重要」との説明を聞いた生徒からは、「飼料の価格高騰によりどのくらい経費が増えたのですか」など、これからの農業の担い手を意識した質問がありました。
 生徒たちは、農業経営はもとより、高校生活での経験が社会に出たときにどう生かされるのかや、これからの高校生活をどのように過ごせばいいのかなど、多くのことを学ぶ機会となりました。

 【事前学習の様子】まずは豚肉基礎講座

 いよいよ試食会。今回用意したのは「ロース」「肩ロース」「モモ」「バラ」の4部位。

 1枚ずつ丁寧に湯通しして食べ比べます。

【講演会の様子】
 講師と生徒たち距離を近づけるよう座談会形式で行いました。

 まずは生徒から自己紹介。好きな豚肉の部位や豚肉料理、試食しての感想などを交えながら自己紹介を行いました。

 鈴木様は、家業である養豚業を引き継ぐまでの道のり、養豚に対する思いなどを語ってくださいました。

 講師の鈴木様

 生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。

 ホクレン旭川支所畜産生産課の梶野様からは「養豚講習会」と題し、てご講演いただきました。鈴木ビビッドファームの経営体系(一貫経営)の概要、SPF認定農場になるために必要なこと、肉豚の日齢と飼料についてなど、専門的な内容を分かりやすく説明してくださいました。

 生徒を代表して2年木村さんからお礼の言葉を伝え、製品の詰め合わせを贈呈しました。

3年が育成牛の手入れをしました

5・6校時 3年畜産の授業で、育成牛たちの手入れを行いました。
 まずは体尺測定。放牧後、牛舎内で生活しているためなかなか姿を見ることができませんでしたが、驚くほど成長していました。
 つぎにボディーメンテナンス。毛についた汚れを専用のブラシで取り除く「ブラッシング」を行いました。ブラッシングは血液循環を改善するだけでなく、皮膚からほこりやその他の汚れも取り除くことができ、かゆみも抑えられます。 ブラッシングは牛にとってリラックス効果があります。
 生徒たちは牛の体に触れながら、丁寧にブラシ掛けを行っていました。牛たちはとても気持ちよさそうにしていました。
 しっぽの毛に絡みついた汚れを無理に引っ張ってしまうと、ストレスになってしまいます。そのため、お湯の入ったバケツにしっぽを浸けて優しく揉み、汚れを柔らかくしてからブラッシングしました。
 3頭とも美人さんになりました。

 いろいろなブラシを使って毛についた汚れを落としていきます。

 「結構、力を入れても大丈夫」とコツを聞きながらブラッシングを行っていました。

 みなさん、気持ちよさそうです。

収穫感謝祭を開催しました

 10月17日(火)1~4校時に、収穫感謝祭を開催しました。
 収穫感謝祭は、日頃の実習成果である農畜産物の恵みに感謝するとともに、農産物を食すことで命のありがたさを考える機会をつくることを目的として実施する、農業高校からの伝統行事です。今年も様々な自然環境に左右されながらの栽培となりましたが、生徒たちが農業実習に一生懸命に取り組んだ結果、たくさんの農産物を収穫することができました。
 生産報告・奉納では、畜産部門・農業部門・加工部門の4月~10月までの収量及び売上金額、実習の成果などを発表し、各部門の生産物を祭壇に奉納しました。その後、代表者による杵入れを行いました。今年度の実習の無事と収穫に感謝する大切な式に生徒たちは真剣な態度で臨んでいました。
 会食のメニューは、生産した農畜産物を使った「カレーライス」と「お雑煮」。ジャガイモの皮むきやタマネギのスライスなど、生徒全員で具材の準備をしました。水稲実習でお世話になった加藤さんや、農場管理を行っている現場職員の皆さんも会食にお招きし、全員で美味しくいただきました。
 
 開会式での農業クラブ会長の挨拶

 生産報告のあと、生産物を奉納しました

 校長・農業クラブ会長による杵入れ

 2回目の餅つきは生徒たちが最初から行いました。つく前にもち米を潰します。

 丸めたお餅。杵つきのお餅は腰が強く、粘り強いです。

 カレートッピングの「骨付きモモ肉」を発見した時の歓喜の様子

 最後にお雑煮とカレーを奉納しました

 すべての奉納物を奉納した祭壇

 水稲実習でお世話になった加藤さんをお招きし、会食しました

 

収穫実習(2年)

 昨日に引き続き、今日も清々しい秋晴れ。
 2年生物活用の実習で、サツマイモとアトランティックジャイアントを収穫しました。
 アトランティックジャイアントは、一番大きいもので130kg。大きいものは名農キャンパスの正門前に、小さなものは光凌キャンパスの玄関に飾りました。

収穫実習(3年)

 秋晴れの中、3年グリーンライフの実習で、たわわに実った落花生と、立派に育ったサツマイモを収穫しました。
 サツマイモは予想をはるかに超える大きさで、掘り出すのも一苦労。3年生4人がかりで収穫しました。

食彩フェアに参加しました

 10月7日(土)イトーヨーカドーアリオ札幌店で、第19回農業高校食彩フェアが開催され、生徒2名が参加しました。
 6日(金)の前日準備では、各校から届いた商品をひとつひとつ検品し、ショーケースに陳列しました。また、自分たちが担当するブースで販売する他校の商品を確認し、お客様に質問されても答えられるように事前学習を行いました。
 7日(土)当日は、多くのお客様に来場いただき、パウンドケーキは瞬く間に完売。自分たちが丹精込めて製造した商品を、お客様に説明しながら販売したことで、充実感を得ることができ、今後の実習の励みとなりました。

 検品の様子。入荷個数やラベルの状態などを入念にチェックします。

 今回はパウンドケーキと肉製品を販売しました。

 会場は多くのお客様で大賑わいでした。

 大型スクリーンで実習風景が放映されました。

農事視察研修を行いました

 9月28日(木)、農事視察研修を行いました。
 この研修は、青年新規就農者確保対策事業の一環として、道北地域の農業担い手育成のため、道北地域の先進的な農業経営を学び、自らの将来設計に役立てることを目的として実施しています。
 今年度は、美瑛町にある『株式会社ファームズ千代田』を訪問しました。この牧場は、動物たちと自由にふれあえる「ふれあい牧場」のほか、牧場で育てた「びえい和牛」や「ジャージー牛乳」を飲食できる「ファームレストラン千代田」など、一貫生産牧場や乳製品の加工所、人工授精所等、幅広く事業を展開しています。
 代表取締役社長のアブガンドロージン・アバラゼデさんから会社概要や理念、各事業の特徴的な取り組みやこだわりなどを説明していただきました。
 各施設の見学では、牛舎内での臭いを軽減させるための環境づくりのほか、飼料としてビールかすや酒粕などを与えることで牛の腸内環境を整えるなど、アニマルフェルフェアの考え方を取り入れた「人にも動物にも優しい牧場づくり」について説明がありました。質疑応答では、事前学習で疑問に感じたことなどを、丁寧に解説してくださり、より一層学びを深めることができました。
 昼食は、代表取締役専務の石戸谷さんのご厚意で、「びえい和牛」の焼肉ランチと、デザートに「ジャージー乳のドリンクヨーグルト」をいただきました。
 酪農経営や牧場への想いに触れ、動物たちへの愛情が注がれた施設を見学し、畜産物として美味しくなど、とても有意義な研修となりました。

 家畜人工授精所で和牛の一貫生産について説明を受けました。

 アバラゼデさん自慢の種牛たち。

 種付け後の母牛。夏には草地に放牧し、できるだけストレスのない環境で育てます。

 育成牛たち。どの牛舎もとてもきれいで、特有のにおいもありませんでした。

 ジャージー牛の牛舎。牛床に傾斜をつけることで牛体が汚れるのを防ぎます。
 牛床も牛体もとてもきれいです。

 ふれあい牧場の人気者、ポニー。生徒達も様々な動物と触れ合っていました。

 質疑応答では、事前学習で考えた質問をし、学びを深めました。

 昼食にびえい和牛の「焼肉ランチ」をいただきました。ボリューム満点で大満足でした。

 

 デザートにいただいたドリンクヨーグルト。濃厚なのにさらりとした口当たりで、ジャージー乳のおいしさがぎゅっと詰まっていました。


※アニマルウェルフェア(Animal Welfare・家畜福祉)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な暮らしができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。

智恵文小学校との連携学習を行いました

 智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス農場で実施し、圃場見学とスイートコーンの試食を行いました。
 両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しました。6月にスイートコーンの播種、7月に石窯ピザづくりを行い、今回がいよいよ最終回。智恵文小学校3・4年生2名が参加し、酪農科学科3年生4名が指導に当たりました。
 はじめに、6月に植え付けしたスイートコーン(ピュアホワイト)の生育状況について説明しました。途中、キツネやアライグマによって荒らされたところもありましたが、無事8月に収穫したことを報告しました。
 次に圃場見学。牛舎にいる育成牛の餌やり体験では、寄ってくる牛たちに戸惑いながらも、甘えてくる牛の顔を優しく撫でていました。アトランティックジャイアントの観察では、「大きくて重たい」と言いながら、力強く持ち上げていました。
 見学後に、ピュアホワイトの焼きトウモロコシ、丹波黒大豆の焼き枝豆、タマネギとベーコンの串焼き、金色羅王のカットスイカで、ミニ収穫祭を開催しました。小学生も高校生も秋の味覚を堪能し、大満足でした。

 育成牛の餌やりを行いました。

 大きく育ったアトランティックジャイアント

 茹でたスイートコーンに醤油を塗りながら焼きました。仕上げにバターを塗ってできあがり。

 天候にも恵まれ、すてきなミニ収穫祭となりました。

 

削蹄講習を行いました

 5・6時間目、菅原道北削蹄所の方による削蹄講習を行いました。
 削蹄とは、牛の蹄を切り揃え、整える作業のことで、人間に置き換えると『爪切り』です。伸びすぎていびつな形になった蹄の過剰な成長を矯正して、蹄における荷重バランスを調整し、蹄の機能を回復させることを目的としています。
 削蹄の目的や方法、使用する道具などについて説明を受けた後、削蹄の様子を見学しました。実践として、削蹄するために重要な「保定」の方法を学びました。「定期的に蹄のチェックをすることで病気の早期発見や牛の健康の向上につながる。そのためには安全に保定することが大事。」と説明いただきました。
 削蹄師のみなさんの経歴や仕事に対する思いなども聞くことができ、大変有意義な時間となりました。

 策定前、牛たちをきれいに洗います。

 削蹄の目的や効果、削蹄の種類、削蹄の流れなどを説明していただきました。

 削蹄に使用する道具をひとつひとつ説明していただきました。

 道具の実演の様子。

 削蹄するために重要な「保定」の方法を学びました。正しく保定すると両手が自由になり、安全に削蹄することができます。

 削蹄師のみなさんの経歴や仕事に対する思いなども聞くことができ、大変有意義な時間となりました。

稲刈り実習を行いました

 加藤農場でコンバインによる稲刈り実習を行いました。
 5月に田植え実習、7月にドローンによる肥料散布見学を行い、今回が3回目です。
 加藤さんから指導を受けながらコンバインを操作しました。刈り残さないように真っすぐに走らせるのが難しかったです。
 GPSやドローンなど、ICTを活用した先進的な農業を体験することができ、大変貴重な実習となりました。

トルコキキョウの収穫を行いました

 トルコキキョウの収穫を行いました。
 トルコキキョウは、花卉類の中で種子が最も小さく、栽培が非常に難しいため、一般的には苗から栽培しますが、今回は種子から栽培しました。播種から5ヵ月後の9月上旬、色とりどりのトルコキキョウが開花しました。
 収穫したトルコキキョウを、生活文化科の先生に生けていただきました。
 職員玄関に飾ると、とても華やかな雰囲気になりました。

◎トルコキキョウの花言葉
 『 優美 』『 すがすがしい美しさ 』『希望 』『 良い語らい 』『思いやり 』『 あなたを思う 』

名農キャンパス「ひまわりプロジェクト」、進行中!

 「国道沿いの畑にひまわりを咲かせていたんだよ。」
 名寄農業高校から農場を担当する先生の話をきっかけに、「ひまわりプロジェクト」をスタートさせました。
 5月中旬から国道沿いの休耕田を耕し、6月に播種しました。
 しばらくは雑草と背比べをしていましたが、7月下旬からぐんぐんと丈を伸ばし、8月4日には、一輪のひまわりが開花しました。
 ひまわりが一面に広がる畑になるには、もう少し時間がかかりますが、徐々に緑色から黄色に変わっていく様子、そして満開の様子を随時お伝えしますので、どうぞご期待ください。

智恵文小学校との連携学習を行いました

 智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス加工室で実施し、児童がピザづくりを行いました。
 両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しています。
 今回は2回目。智恵文小学校2・3・4年生の6名が参加し、酪農科学科2・3年生の8名が指導に当たりました。
 はじめに、圃場で前回定植したトウモロコシの生育状況を確認しました。本校3年生が今までどのような管理をしてきたのかを説明しながら、一緒に観察しました。苗を定植したトウモロコシと直播したトウモロコシ、どちらも順調に成長していました。
 次に、見本園のスイカやカボチャの様子を見る予定でしたが、雨が強まり断念。圃場見学の後に温室で栽培しているバジルを収穫して加工室へ移動する予定でしたが、急遽バジルのプランターを玄関に設置し、バジルの収穫を行いました。
 加工室に移動し、いよいよピザづくり。伸ばしたピザ生地にトマトソースを塗り、本校で生産したベーコンとアスパラガスをトッピングし、最後にモッツァレラチーズをたっぷり載せて、ピザが完成。本校職員の手作りの石窯にピザを入れ、本場の石窯にも劣らない火力で一気に焼き上げました。オーブンでは味わえない香ばしさが食欲をそそりました。指導に当たった生徒は、手本を見せたり、笑顔で話しかけたりしながら、児童の体験をサポートしました。この日のピザランチは、みんなお腹いっぱいになりました。
 次の連携学習は、秋に収穫体験を予定しています。

①はじまりのあいさつ

②トウモロコシの生育状況を確認(元気に成長しています)

③ピザの仕上げに使うバジルを収穫

④ピザづくりをしている3・4年生

⑤ピザづくりをしている2年生

⑥本校で製造したチーズをたっぷりトッピング

⑦出来上がった具だくさんのピザ

⑧手作りの石窯で焼き上げます

⑨石窯で一気に焼き上げます

⑩手作りピザで昼食タイム(小学生も高校生もおなかいっぱいピザを食べました)

⑪最後は全員で児童を見送りました

(祝)北北海道意見発表大会で2年木村さんが入賞

 6月29日(木)・30日(金)北海道遠別農業高等学校で開催された「令和5年度北北海道学校農業クラブ連盟意見発表大会」に、3年深尾さんと2年木村さんが出場しました。
 大会に向けて、何度も原稿を読み込み、発表練習を毎日行ってきました。発表直前の練習は、大会をイメージしながら、ホテル近くの公園で行いました。しっかりと声を出して練習できたことで、自信をもって本番を迎えることができました。
 結果は、分野Ⅰ類に出場した深尾さんは惜しくも入賞を逃しましたが、分野Ⅲ類に出場した木村さんが「優秀賞」を獲得し、全道大会への切符を手に入れました。意見発表での全道大会出場は6年ぶりとなります。

 全道大会は8月31日(木)・9月1日(金)北海道遠別農業高等学校で行われます。酪農への熱い思いを多くの方に届けるために、今後も練習を重ねて、より一層発表力に磨きをかけますので、応援よろしくお願いします!

【発表題目】
分野Ⅰ類 「牛舎内の感染予防における愛玩動物の飼育禁止について」
分野Ⅲ類 「死守!酪農。夢へと続く第一歩」

 表彰式・閉会式を終えて記念撮影

 朝の練習風景

廣瀬清純元校長に高齢者叙勲を伝達

 令和5年6月28日(水)、名寄産業高校名農キャンパス(旧名寄農業高校)校長室を会場として、高齢者叙勲を受章された元北海道名寄農業高等学校長の廣瀬清純(ひろせ きよずみ)氏に対し、名寄産業高等学校八丁正樹校長による叙勲伝達式が執り行われました。
 『瑞宝小綬章』(高齢者叙勲)は、内閣府により、教育分野で顕著な功績を挙げた方に対して、年齢満88歳に達した機会に勲章を授与することとし、昭和48年6月以降、毎月1日付けで実施しているものです。
 廣瀬先生は、昭和10年に鷹栖町でお生まれ、昭和34年4月に鷹栖村立鷹栖高等学校教諭を皮切りに、平成7年3月定年退職までの36年間、7校の公立学校を歴任されました。
 北海道名寄農業高等学校には、昭和44年から教諭として、平成元年から教頭として、平成4年には校長として、農業教育の充実・発展に務められました。
 長きにわたり本道の農業教育の発展と、農業教育を担う教職員の育成にご尽力され、このたび『瑞宝小綬章』を受章されました。
 伝達式には、名寄農業高等学校在職中に勤務していた職員もお祝いにかけつけ、職員代表として大沼先生より花束が贈呈され、和やかな雰囲気となりました。
 受賞者挨拶では、これまでの農業教育への想いを語り、「これからも健康に留意し、社会に役立つように頑張っていきます」と力強い言葉で締めくくられました。

 八丁校長より叙勲伝達

 大沼先生より花束贈呈

 農業教育への想いを語る廣瀬先生

 瑞宝小綬章とともに記念撮影

 本校職員とともに記念撮影

 旧職員大沼先生・照井先生との談話風景

ハスカップの収穫を行いました

 本日5・6校時の2年総合実習・3年課題研究ではハスカップの収穫を行いました。
 本校のハスカップの木は名寄農業高校から手入れを行っており、毎年多くの立派な実をつけます。5月上旬に花が咲き、6月上旬から実が色づき始め、6月下旬の今が収穫適期。
 酪農科学科総出で、葉に隠れたハスカップの実を一つひとつ丁寧に収穫しました。
 今日の最高気温は29℃。こまめに給水しながら黙々と収穫をし、2時間ですべての木から実を収穫することができました。
 収穫したハスカップは選別を行った後、水洗いして冷凍保存し、販売時期に合わせてジャムを製造します。

智恵文小学校との連携学習を行いました

 智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス農場で実施し、児童がスイートコーン苗の植え付けなどを体験しました。
 両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しています。
 初回は、智恵文小学校3・4年生2名が参加し、酪農科学科3年生4名が指導に当たりました。児童はスイートコーン(ピュアホワイト)苗の植え付けを体験。生徒が事前に準備した資料を使って、今回作付けする作物について説明しました。圃場に移動し、種の直播のほか、播種後2週間が経過した苗を移植ごてで1本1本丁寧に植え付けました。その後農場内を散策。見本園では定植された落花生、カボチャ、スイカなどの生育状況のほか、果樹園ではハスカップやブルーベリーについて学習しました。
 指導に当たった生徒は、手本を見せたり、笑顔で話しかけたりしながら、児童の体験をサポートし、児童たちは農業への理解を深めていました。
 連携学習は、この後加工体験や収穫体験も予定しています。7月の加工体験では、智恵文小学校2~6年生13名の参加を予定し、石窯でピザづくりと昼食会を計画しています。

①作成した資料を使ってスイートコーンの説明をしました。

②植え付けるための穴を開けています。

③育苗箱から苗を取り出し、元気な苗を選別しています。

④1本1本丁寧に植えていきました。

⑤見本園の見学。ハロウィンカボチャでおなじみの「アトランティックジャイアント」の説明をしています。

⑥最後は全員で見送りました。

校内技術競技会でこれまでの学習成果を発揮

6月6日(火)、名農キャンパスを会場に校内技術競技会を開催し、酪農科学科の生徒が農業鑑定競技の各部門に出場しました。
 農業鑑定競技は、日頃の農業科目における知識や技術を競い合い、高め合うことで専門的な能力の向上を図ることを目的として、農業及び畜産の各分野に関する専門的な問題が出題され、本年度は体育館を競技会場として、全国大会等と同じ設定で実施しました。
 出場した生徒は、初めて挑戦する問題にも真剣な眼差しで向き合い、限られた時間の中で日頃の学習の成果を発揮していました。
 競技終了後は、競技会場に模範解答が公開され、生徒間で問題を振り返る様子が見られました。本大会での入賞者4名は、8月8日(火)に帯広農業高等学校で開催される全道技術競技大会に出場します。全道最優秀賞を目指して頑張ります!

①1問20秒で答えていきます。

②展示物をよく見て答えを選んでいきます。

③最後の2問は計算問題。40秒で答えます。

④終了後は模範解答の公開。何問正解したか確認しています。

⑤校長先生からノギスの読み方を教わっています。

⑥生徒と教員で問題の振り返りをしています。

放牧が始まりました

 畜産部門では現在3頭の育成牛を育成しています。
 今週から放牧地への放牧が始まりました。広い放牧地を歩き回り、新鮮な草を食べています。撮影していると、近づいてきてくれました。産まれた時から生徒たちが管理してきたこともあり、とても人懐っこいです。
 これからも愛情込めて育てます。

農業体験実習を行いました

春、加藤ファームの加藤さんから「名寄はもち米の産地。せっかくならうちの圃場で実習しませんか?」とお声がけいただき、2年4名が水稲実習を実施することとなりました。
 今回は田植え実習。従来の田植え機とGPSを搭載した田植え機を操作させていただきました。どちらの機械とも今まで同様の人員が必要ですが、GPSを搭載した田植え機は軌道を制御してくれるため、従来の田植え機と比較すると運転手の負担がかなり軽減できることを体験することができました。
 今後は夏にドローンによる防除作業の見学、秋にコンバインによる収穫実習を計画しています。
 酪農科学科はこれからも地域とともに農業教育を行っていきます。

①今回お世話になる加藤ファームの加藤さんから説明を受けます。

②植え付ける苗

③ますは田植え機に苗をセットします。

④機械操作について説明を受けます。

⑤GPSを搭載した田植え機は手を放してもまっすぐ走行します。

⑥こちらはマーカーに沿って手動で調整しながら走行します。

 

3年食品製造でバジルの加工実習を行いました

温室ですくすくと育ったバジルで「ジェノベーゼソース」をつくりました。
 バジルの葉だけを丁寧に摘み取り、水洗いします。水分が残らないようにペーパータオルで拭き取り、バジルの下処理完了。ミキサーに松の実とオリーブオイルを入れ、なめらかになるまで撹拌したら、バジルを投入しさらに撹拌します。
 色鮮やかなバジルソースが完成しました。

①グリーンライフの授業で育てたバジル。元気に茂っています。

②葉を傷つけてしまうと変色してしまうので細心の注意を払って摘んでいきます。

③先端の芽の部分はえぐみの元になるので葉だけを使います。

④水洗い後、葉が重ならないようにペーパータオルに敷いていきます。

⑤葉を傷つけないように優しく押さえて水分を取ります。

⑥松の実とオリーブオイルをミキサーにかけてペースト状にします。

⑦バジルを2~3回に分けてミキサーに投入し、ペースト状にします。

⑧できたてのジェノベーゼソース。色鮮やかです。蓋を開けた瞬間、実習室にバジル
のいい香りが広がります。

⑨仕上げに塩をひとつまみ。味が引き締まります。

⑩瓶に詰め、表面に変色防止のためのオリーブオイルを少量入れて完成です。品質を保つため冷凍保存します。

 

3年グリーンライフで播種を行いました

 いよいよ名農キャンパスでの今年度の授業がスタートしました。
今日は酪農科学科3年4名で播種を行いました。品目は黒大豆・ネギ・落花生・スイカ・カボチャです。この他に、昨年度から栽培している観賞用カボチャ「アトランティックジャイアント」も播種しました。昨年度より大きなカボチャにしようと意気込んでいます。
 播種後は温室に移動し、水やりをして、発芽するのを待ちます。定植は土が温かくなる5月中旬頃。それまでしっかり管理して、丈夫な苗に育てます。

 ポット穴に紙を置き、土をふわっと 詰め、中央に種を埋めていきます。品目によって埋める深さが違います。4人の連携プレーによりスムーズに作業できました。

 ネギの種子は“ばらまき”という方法で播種します。一般的な長ネギのほか、肉質がやわらかく、加熱するととろりとした食感で、鍋料理やすき焼きに最適な「下仁田ねぎ」を播種しました。