農事視察研修を行いました。
10月3日(木)、農事視察研修を行いました。
この研修は、青年新規就農者確保対策事業の一環として、道北地域の農業担い手育成のため、道北地域の先進的な農業経営を学び、自らの将来設計に役立てることを目的として実施しています。
今回は富良野市の「有限会社 藤井牧場」を見学しました。藤井牧場は、農場HACCP認証取得、サンドセパレーターの導入、BCPの取り組み、成長支援制度の導入など、ビジネスモデル、マネジメントモデルにおいて、酪農業界として全国初の事例をいくつも取り組んでいる先進的な牧場です。
概要説明では、お腹に優しいミルクとして近年注目されている「A2牛乳」生産までの道のり、成長支援制度による人材育成、環境負荷低減の取り組みについて詳しく説明いただきました。
場内見学では、飼料庫、育成牛舎、搾乳牛舎、ふん尿処理浄化湿地システム(人工湿地と活性汚泥)、サンドセパレーターなど、全ての施設を見学させていただきました。どの施設も衛生環境が整っており、特有の匂いがほとんどありませんでした。特に印象的だったのが、乳牛たちがとてもリラックスしていたことです。おいしい生乳を生産するためには乳牛たちが快適に過ごすための環境づくりが重要であると再認識することができました。
これまでの畜産の学びを振り返るとともに、先進的な酪農経営について学ぶことができ、大変有意義な視察研修となりました。
島津総務部長による概要説明
藤井牧場の経営理念
A2牛乳とチーズ(さけるチーズ、ゴンダチーズ)を試食させていただきました。
いよいよ場内見学
飼料の説明風景
子牛の自動給餌システムの説明
人懐っこい子牛たち
青森県の農業高校出身の従業員さんから説明していただきました。
搾乳牛の牛舎。牛たちがとてもリラックスしています。
牛床に砂を使用しているため、特有の匂いがなく、牛体がきれいなのが印象的でした。
「ふん尿処理浄化湿地システム」の人工湿地。
最後に「富良野未来開拓村」の予定地を見学しました。
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