酪農科学科の日常をお知らせします

みずならショップFinalを開催しました

 10月18日(金)名農キャンパスで『みずならショップFinal』を開催しました。
 酪農科学科では、名寄農業時代から、生徒たちが実習で栽培や加工している花や野菜、加工品などを販売してきました。
 令和4年秋に定期的に開店していたみずならショップを閉店しましたが、昨年度から「出張!みずならショップ」として、市内イベントで販売を行ってきました。今年度、酪農科学科最後の販売会として、みずならショップを開店し、市民の皆さまに感謝の気持ちを伝えようと、準備を進めてきました。
 当日は天候にも恵まれ、開店前から多くのお客様に来店いただきました。13時半、木村さんが「今年で最後なので寂しさはありますが、愛情を込めて作ったので、販売会を楽しんでください」と挨拶し、販売がスタート。特設会場の「ジャガイモ詰め放題」も好評でした。お買い物を終え、生徒たちに労いの言葉をかけてくださるお客さまもいらっしゃいました。最後のお客さまは、なんと酪農科学科の卒業生でした。記念撮影し、笑顔で販売会を終えることができました。
 2年ぶりの復活開催でしたが、みずならショップにかつての賑わいが戻り、達成感と充実感を得ることができました。
 長年にわたり「みずならショップ」をご愛顧いただき、ありがとうございました。

 開店前の準備の様子

 こちらは「ジャガイモ詰め放題」の会場設営

 準備万端の店内


 すべての準備を終え、笑顔でお客様をお迎えします

 みずならショップ開催への思いを伝える木村さん


 最後のお客さまは酪農科学科を卒業した先輩でした

『農業高校食彩フェアinアリオ札幌』に参加しました

 10月12日(土)イトーヨーカドーアリオ札幌店で、第20回農業高校食彩フェアが開催され、生徒3名が参加しました。
 開店前、各校から届いた商品をひとつひとつ検品し、ショーケースに陳列しました。また、自分たちが担当するブースで販売する他校の商品を確認し、お客様に質問されても答えられるように事前学習を行いました。
 10時の開店から多くのお客様に来場いただき、パウンドケーキは瞬く間に完売。自分たちが丹精込めて製造した商品を、お客様に説明しながら販売したことで、充実感を得ることができ、今後の実習の励みとなりました。
 閉催式では、植村さんが生徒代表挨拶を行い、「食彩フェアをとおして学び合い、経験を共有できたことが、各学校での販売会やイベントでのヒントとなり、大きな力になっていくものと思っています。これからも、道内の農業高校生同士の絆を大切にし、農業高校を盛り上げていきましょう。今回の食彩フェアの成功を、参加した生徒、先生方、そして会場の皆様と喜ぶとともに、これまで、御支援くださったイトーヨーカドー各店の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。」と、イベントを締めくくりました。

 製品を検品しながら陳列します

 開店前のすき間時間に挨拶練習

 加工品販売部門の最終打合せ


 焼き菓子ブースを担当しました

 多くのお客様が開店するのを待ち構えています

 接客では、各校のパウンドケーキの特徴を説明しました

 閉催式では、植村さんがアリオ札幌店の生徒代表として挨拶を行いました

農事視察研修を行いました。

 10月3日(木)、農事視察研修を行いました。
 この研修は、青年新規就農者確保対策事業の一環として、道北地域の農業担い手育成のため、道北地域の先進的な農業経営を学び、自らの将来設計に役立てることを目的として実施しています。
今回は富良野市の「有限会社 藤井牧場」を見学しました。藤井牧場は、農場HACCP認証取得、サンドセパレーターの導入、BCPの取り組み、成長支援制度の導入など、ビジネスモデル、マネジメントモデルにおいて、酪農業界として全国初の事例をいくつも取り組んでいる先進的な牧場です。
 概要説明では、お腹に優しいミルクとして近年注目されている「A2牛乳」生産までの道のり、成長支援制度による人材育成、環境負荷低減の取り組みについて詳しく説明いただきました。
 場内見学では、飼料庫、育成牛舎、搾乳牛舎、ふん尿処理浄化湿地システム(人工湿地と活性汚泥)、サンドセパレーターなど、全ての施設を見学させていただきました。どの施設も衛生環境が整っており、特有の匂いがほとんどありませんでした。特に印象的だったのが、乳牛たちがとてもリラックスしていたことです。おいしい生乳を生産するためには乳牛たちが快適に過ごすための環境づくりが重要であると再認識することができました。
 これまでの畜産の学びを振り返るとともに、先進的な酪農経営について学ぶことができ、大変有意義な視察研修となりました。

 島津総務部長による概要説明

 藤井牧場の経営理念

 A2牛乳とチーズ(さけるチーズ、ゴンダチーズ)を試食させていただきました。

 いよいよ場内見学


 飼料の説明風景

 子牛の自動給餌システムの説明

 人懐っこい子牛たち

 青森県の農業高校出身の従業員さんから説明していただきました。

 搾乳牛の牛舎。牛たちがとてもリラックスしています。

 牛床に砂を使用しているため、特有の匂いがなく、牛体がきれいなのが印象的でした。

 「ふん尿処理浄化湿地システム」の人工湿地。

 最後に「富良野未来開拓村」の予定地を見学しました。

智恵文小中学校と3回目の連携学習を行いました

 9月6日(金)、智恵文小中学校3・4年生と食育連携学習を行いました。
 最終回となる今回は、トウモロコシの収穫と、収穫したトウモロコシなどの野菜を調理して全員で試食する「ミニ収穫祭」を行いました。
 木村さんが「今日は最後の連携学習です。収穫してみんなで一日楽しみましょう」と挨拶して連携学習がスタート。
 はじめに、児童たちはトウモロコシの収穫を体験しました。続いて、5月に植えたバターナッツカボチャの生育状況を見学しました。
 後半は試食会。児童たちは自分で収穫したトウモロコシの皮をむき、調理を手伝ってくれました。その後、炭火でトウモロコシ、ナス、タマネギ、ベーコン、オクラなどを炭火で焼いてみんなで試食しました。デザートには、メロンと2種類のスイカを試食。これら試食に使った野菜や加工品はすべて酪農科学科で栽培・加工したもの。児童たちは「おいしい、おいしい!」と、新鮮な農作物を味わい大満足でした。
 最後に、智恵文小中学校4年の清水さんからお礼のお手紙をいただきました。

 新聞記者さんから、連携学習が今回で最後となることについて取材を受けました。植村さんは「3年間、子どもたちと一緒にやってきて、自分も成長できた。みんながおいしく食べてくれたので良かった」。木村さんは「1年生の時は緊張したが、回数を重ねて楽しくなった。なくなるのは残念だが、楽しく終われて良かった」。加藤さんは「3年間、子どもたちと一緒で楽しかった」。中西さんは「最後になったけど、子どもたちと一緒に収穫できて楽しかった」と、それぞれ笑顔で語っていました。

 まずはご挨拶

 トウモロコシを収穫しました

 トウモロコシを両手に持って笑顔

 カボチャの様子を見ました

 収穫したトウモロコシの皮をむきました

 収穫したトウモロコシといろいろな野菜を炭火で焼きました

 みんな、黙々と食べています

 みんな笑顔で大満足の様子

 お礼のお手紙をいただきました

 最後はみんなでお見送り

智恵文小中学校と2回目の連携学習を行いました

 7月11日(木)、智恵文小中学校2~4年生と食育連携学習を行いました。
 2回目となる今回は、子どもたちが楽しみにしていた「ピザづくり」です。
 はじめに、1回目に植え付けた作物たちの様子を観察し、ピザにトッピングする野菜を収穫しました。
 その後、加工室に移動し、ピザづくりがスタート。生地を伸ばしてソースを塗り、本校産の野菜やベーコン、チーズをトッピングして、石窯で焼き上げました。
 参加した子どもたちは「カボチャがすごく大きくなっていた。ピザ生地をこねる時『上手だね』って言ってくれたのが嬉しかった。ピザの耳がサクサクでおいしかった。」と感想を話していました。