酪農科学科の日常をお知らせします

ハスカップの収穫を行いました

 本日5・6校時の2年総合実習・3年課題研究ではハスカップの収穫を行いました。
 本校のハスカップの木は名寄農業高校から手入れを行っており、毎年多くの立派な実をつけます。5月上旬に花が咲き、6月上旬から実が色づき始め、6月下旬の今が収穫適期。
 酪農科学科総出で、葉に隠れたハスカップの実を一つひとつ丁寧に収穫しました。
 今日の最高気温は29℃。こまめに給水しながら黙々と収穫をし、2時間ですべての木から実を収穫することができました。
 収穫したハスカップは選別を行った後、水洗いして冷凍保存し、販売時期に合わせてジャムを製造します。

智恵文小学校との連携学習を行いました

 智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス農場で実施し、児童がスイートコーン苗の植え付けなどを体験しました。
 両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しています。
 初回は、智恵文小学校3・4年生2名が参加し、酪農科学科3年生4名が指導に当たりました。児童はスイートコーン(ピュアホワイト)苗の植え付けを体験。生徒が事前に準備した資料を使って、今回作付けする作物について説明しました。圃場に移動し、種の直播のほか、播種後2週間が経過した苗を移植ごてで1本1本丁寧に植え付けました。その後農場内を散策。見本園では定植された落花生、カボチャ、スイカなどの生育状況のほか、果樹園ではハスカップやブルーベリーについて学習しました。
 指導に当たった生徒は、手本を見せたり、笑顔で話しかけたりしながら、児童の体験をサポートし、児童たちは農業への理解を深めていました。
 連携学習は、この後加工体験や収穫体験も予定しています。7月の加工体験では、智恵文小学校2~6年生13名の参加を予定し、石窯でピザづくりと昼食会を計画しています。

①作成した資料を使ってスイートコーンの説明をしました。

②植え付けるための穴を開けています。

③育苗箱から苗を取り出し、元気な苗を選別しています。

④1本1本丁寧に植えていきました。

⑤見本園の見学。ハロウィンカボチャでおなじみの「アトランティックジャイアント」の説明をしています。

⑥最後は全員で見送りました。

校内技術競技会でこれまでの学習成果を発揮

6月6日(火)、名農キャンパスを会場に校内技術競技会を開催し、酪農科学科の生徒が農業鑑定競技の各部門に出場しました。
 農業鑑定競技は、日頃の農業科目における知識や技術を競い合い、高め合うことで専門的な能力の向上を図ることを目的として、農業及び畜産の各分野に関する専門的な問題が出題され、本年度は体育館を競技会場として、全国大会等と同じ設定で実施しました。
 出場した生徒は、初めて挑戦する問題にも真剣な眼差しで向き合い、限られた時間の中で日頃の学習の成果を発揮していました。
 競技終了後は、競技会場に模範解答が公開され、生徒間で問題を振り返る様子が見られました。本大会での入賞者4名は、8月8日(火)に帯広農業高等学校で開催される全道技術競技大会に出場します。全道最優秀賞を目指して頑張ります!

①1問20秒で答えていきます。

②展示物をよく見て答えを選んでいきます。

③最後の2問は計算問題。40秒で答えます。

④終了後は模範解答の公開。何問正解したか確認しています。

⑤校長先生からノギスの読み方を教わっています。

⑥生徒と教員で問題の振り返りをしています。

放牧が始まりました

 畜産部門では現在3頭の育成牛を育成しています。
 今週から放牧地への放牧が始まりました。広い放牧地を歩き回り、新鮮な草を食べています。撮影していると、近づいてきてくれました。産まれた時から生徒たちが管理してきたこともあり、とても人懐っこいです。
 これからも愛情込めて育てます。

農業体験実習を行いました

春、加藤ファームの加藤さんから「名寄はもち米の産地。せっかくならうちの圃場で実習しませんか?」とお声がけいただき、2年4名が水稲実習を実施することとなりました。
 今回は田植え実習。従来の田植え機とGPSを搭載した田植え機を操作させていただきました。どちらの機械とも今まで同様の人員が必要ですが、GPSを搭載した田植え機は軌道を制御してくれるため、従来の田植え機と比較すると運転手の負担がかなり軽減できることを体験することができました。
 今後は夏にドローンによる防除作業の見学、秋にコンバインによる収穫実習を計画しています。
 酪農科学科はこれからも地域とともに農業教育を行っていきます。

①今回お世話になる加藤ファームの加藤さんから説明を受けます。

②植え付ける苗

③ますは田植え機に苗をセットします。

④機械操作について説明を受けます。

⑤GPSを搭載した田植え機は手を放してもまっすぐ走行します。

⑥こちらはマーカーに沿って手動で調整しながら走行します。