酪農科学科の日常をお知らせします

名農キャンパス「ひまわりプロジェクト」、進行中!

 「国道沿いの畑にひまわりを咲かせていたんだよ。」
 名寄農業高校から農場を担当する先生の話をきっかけに、「ひまわりプロジェクト」をスタートさせました。
 5月中旬から国道沿いの休耕田を耕し、6月に播種しました。
 しばらくは雑草と背比べをしていましたが、7月下旬からぐんぐんと丈を伸ばし、8月4日には、一輪のひまわりが開花しました。
 ひまわりが一面に広がる畑になるには、もう少し時間がかかりますが、徐々に緑色から黄色に変わっていく様子、そして満開の様子を随時お伝えしますので、どうぞご期待ください。

智恵文小学校との連携学習を行いました

 智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス加工室で実施し、児童がピザづくりを行いました。
 両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しています。
 今回は2回目。智恵文小学校2・3・4年生の6名が参加し、酪農科学科2・3年生の8名が指導に当たりました。
 はじめに、圃場で前回定植したトウモロコシの生育状況を確認しました。本校3年生が今までどのような管理をしてきたのかを説明しながら、一緒に観察しました。苗を定植したトウモロコシと直播したトウモロコシ、どちらも順調に成長していました。
 次に、見本園のスイカやカボチャの様子を見る予定でしたが、雨が強まり断念。圃場見学の後に温室で栽培しているバジルを収穫して加工室へ移動する予定でしたが、急遽バジルのプランターを玄関に設置し、バジルの収穫を行いました。
 加工室に移動し、いよいよピザづくり。伸ばしたピザ生地にトマトソースを塗り、本校で生産したベーコンとアスパラガスをトッピングし、最後にモッツァレラチーズをたっぷり載せて、ピザが完成。本校職員の手作りの石窯にピザを入れ、本場の石窯にも劣らない火力で一気に焼き上げました。オーブンでは味わえない香ばしさが食欲をそそりました。指導に当たった生徒は、手本を見せたり、笑顔で話しかけたりしながら、児童の体験をサポートしました。この日のピザランチは、みんなお腹いっぱいになりました。
 次の連携学習は、秋に収穫体験を予定しています。

①はじまりのあいさつ

②トウモロコシの生育状況を確認(元気に成長しています)

③ピザの仕上げに使うバジルを収穫

④ピザづくりをしている3・4年生

⑤ピザづくりをしている2年生

⑥本校で製造したチーズをたっぷりトッピング

⑦出来上がった具だくさんのピザ

⑧手作りの石窯で焼き上げます

⑨石窯で一気に焼き上げます

⑩手作りピザで昼食タイム(小学生も高校生もおなかいっぱいピザを食べました)

⑪最後は全員で児童を見送りました

(祝)北北海道意見発表大会で2年木村さんが入賞

 6月29日(木)・30日(金)北海道遠別農業高等学校で開催された「令和5年度北北海道学校農業クラブ連盟意見発表大会」に、3年深尾さんと2年木村さんが出場しました。
 大会に向けて、何度も原稿を読み込み、発表練習を毎日行ってきました。発表直前の練習は、大会をイメージしながら、ホテル近くの公園で行いました。しっかりと声を出して練習できたことで、自信をもって本番を迎えることができました。
 結果は、分野Ⅰ類に出場した深尾さんは惜しくも入賞を逃しましたが、分野Ⅲ類に出場した木村さんが「優秀賞」を獲得し、全道大会への切符を手に入れました。意見発表での全道大会出場は6年ぶりとなります。

 全道大会は8月31日(木)・9月1日(金)北海道遠別農業高等学校で行われます。酪農への熱い思いを多くの方に届けるために、今後も練習を重ねて、より一層発表力に磨きをかけますので、応援よろしくお願いします!

【発表題目】
分野Ⅰ類 「牛舎内の感染予防における愛玩動物の飼育禁止について」
分野Ⅲ類 「死守!酪農。夢へと続く第一歩」

 表彰式・閉会式を終えて記念撮影

 朝の練習風景

廣瀬清純元校長に高齢者叙勲を伝達

 令和5年6月28日(水)、名寄産業高校名農キャンパス(旧名寄農業高校)校長室を会場として、高齢者叙勲を受章された元北海道名寄農業高等学校長の廣瀬清純(ひろせ きよずみ)氏に対し、名寄産業高等学校八丁正樹校長による叙勲伝達式が執り行われました。
 『瑞宝小綬章』(高齢者叙勲)は、内閣府により、教育分野で顕著な功績を挙げた方に対して、年齢満88歳に達した機会に勲章を授与することとし、昭和48年6月以降、毎月1日付けで実施しているものです。
 廣瀬先生は、昭和10年に鷹栖町でお生まれ、昭和34年4月に鷹栖村立鷹栖高等学校教諭を皮切りに、平成7年3月定年退職までの36年間、7校の公立学校を歴任されました。
 北海道名寄農業高等学校には、昭和44年から教諭として、平成元年から教頭として、平成4年には校長として、農業教育の充実・発展に務められました。
 長きにわたり本道の農業教育の発展と、農業教育を担う教職員の育成にご尽力され、このたび『瑞宝小綬章』を受章されました。
 伝達式には、名寄農業高等学校在職中に勤務していた職員もお祝いにかけつけ、職員代表として大沼先生より花束が贈呈され、和やかな雰囲気となりました。
 受賞者挨拶では、これまでの農業教育への想いを語り、「これからも健康に留意し、社会に役立つように頑張っていきます」と力強い言葉で締めくくられました。

 八丁校長より叙勲伝達

 大沼先生より花束贈呈

 農業教育への想いを語る廣瀬先生

 瑞宝小綬章とともに記念撮影

 本校職員とともに記念撮影

 旧職員大沼先生・照井先生との談話風景

ハスカップの収穫を行いました

 本日5・6校時の2年総合実習・3年課題研究ではハスカップの収穫を行いました。
 本校のハスカップの木は名寄農業高校から手入れを行っており、毎年多くの立派な実をつけます。5月上旬に花が咲き、6月上旬から実が色づき始め、6月下旬の今が収穫適期。
 酪農科学科総出で、葉に隠れたハスカップの実を一つひとつ丁寧に収穫しました。
 今日の最高気温は29℃。こまめに給水しながら黙々と収穫をし、2時間ですべての木から実を収穫することができました。
 収穫したハスカップは選別を行った後、水洗いして冷凍保存し、販売時期に合わせてジャムを製造します。

智恵文小学校との連携学習を行いました

 智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス農場で実施し、児童がスイートコーン苗の植え付けなどを体験しました。
 両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しています。
 初回は、智恵文小学校3・4年生2名が参加し、酪農科学科3年生4名が指導に当たりました。児童はスイートコーン(ピュアホワイト)苗の植え付けを体験。生徒が事前に準備した資料を使って、今回作付けする作物について説明しました。圃場に移動し、種の直播のほか、播種後2週間が経過した苗を移植ごてで1本1本丁寧に植え付けました。その後農場内を散策。見本園では定植された落花生、カボチャ、スイカなどの生育状況のほか、果樹園ではハスカップやブルーベリーについて学習しました。
 指導に当たった生徒は、手本を見せたり、笑顔で話しかけたりしながら、児童の体験をサポートし、児童たちは農業への理解を深めていました。
 連携学習は、この後加工体験や収穫体験も予定しています。7月の加工体験では、智恵文小学校2~6年生13名の参加を予定し、石窯でピザづくりと昼食会を計画しています。

①作成した資料を使ってスイートコーンの説明をしました。

②植え付けるための穴を開けています。

③育苗箱から苗を取り出し、元気な苗を選別しています。

④1本1本丁寧に植えていきました。

⑤見本園の見学。ハロウィンカボチャでおなじみの「アトランティックジャイアント」の説明をしています。

⑥最後は全員で見送りました。

校内技術競技会でこれまでの学習成果を発揮

6月6日(火)、名農キャンパスを会場に校内技術競技会を開催し、酪農科学科の生徒が農業鑑定競技の各部門に出場しました。
 農業鑑定競技は、日頃の農業科目における知識や技術を競い合い、高め合うことで専門的な能力の向上を図ることを目的として、農業及び畜産の各分野に関する専門的な問題が出題され、本年度は体育館を競技会場として、全国大会等と同じ設定で実施しました。
 出場した生徒は、初めて挑戦する問題にも真剣な眼差しで向き合い、限られた時間の中で日頃の学習の成果を発揮していました。
 競技終了後は、競技会場に模範解答が公開され、生徒間で問題を振り返る様子が見られました。本大会での入賞者4名は、8月8日(火)に帯広農業高等学校で開催される全道技術競技大会に出場します。全道最優秀賞を目指して頑張ります!

①1問20秒で答えていきます。

②展示物をよく見て答えを選んでいきます。

③最後の2問は計算問題。40秒で答えます。

④終了後は模範解答の公開。何問正解したか確認しています。

⑤校長先生からノギスの読み方を教わっています。

⑥生徒と教員で問題の振り返りをしています。

放牧が始まりました

 畜産部門では現在3頭の育成牛を育成しています。
 今週から放牧地への放牧が始まりました。広い放牧地を歩き回り、新鮮な草を食べています。撮影していると、近づいてきてくれました。産まれた時から生徒たちが管理してきたこともあり、とても人懐っこいです。
 これからも愛情込めて育てます。

農業体験実習を行いました

春、加藤ファームの加藤さんから「名寄はもち米の産地。せっかくならうちの圃場で実習しませんか?」とお声がけいただき、2年4名が水稲実習を実施することとなりました。
 今回は田植え実習。従来の田植え機とGPSを搭載した田植え機を操作させていただきました。どちらの機械とも今まで同様の人員が必要ですが、GPSを搭載した田植え機は軌道を制御してくれるため、従来の田植え機と比較すると運転手の負担がかなり軽減できることを体験することができました。
 今後は夏にドローンによる防除作業の見学、秋にコンバインによる収穫実習を計画しています。
 酪農科学科はこれからも地域とともに農業教育を行っていきます。

①今回お世話になる加藤ファームの加藤さんから説明を受けます。

②植え付ける苗

③ますは田植え機に苗をセットします。

④機械操作について説明を受けます。

⑤GPSを搭載した田植え機は手を放してもまっすぐ走行します。

⑥こちらはマーカーに沿って手動で調整しながら走行します。