酪農科学科の日常をお知らせします

北北海道学校農業クラブ連盟意見発表大会に出場しました

 6月27日(木)・28日(金)北海道剣淵高等学校で開催された北北海道学校農業クラブ連盟意見発表大会に、植村さんと木村さんが出場しました。 
 大会当日は、審査員の先生方や多くの聴衆の生徒たちに思いが伝わるように堂々と発表し、質疑応答でも自分の考えを力強く述べるなど、練習の成果を十分に発揮しました。惜しくも入賞は逃しましたが、大会終了後は、二人ともすがすがしい表情をしていました。

 植村さんは分野1類「農業生産・農業経営」に出場し、自宅における酪農経営の改善策と、酪農科学科で学んだことを踏まえた酪農経営の方策を考察し、酪農危機の先にある安定した経営を目指して、後継者として実践したいこと発表しました。

●植村さんの発表原稿
 我が家の酪農経営について考える.pdf

 木村さんは分野3類「資源活用・地域振興」に出場し、「酪農を通じて、生まれてきた仔牛の尊さや搾乳後の生乳の温かさ、牛乳は命のおすそ分けであることなど、『命の学び』を多くの人に伝える。」という将来の夢の実現に向けて、酪農教育ファームファシリテーターとしてやりたいことについて発表しました。

●木村さんの発表原稿
 ファシリテーション ~未来へつなげ!酪農教育の輪~.pdf

 大会を終えてほっと一息。剣淵銘菓のわらび餅で疲れを癒やしました。

名寄西小学校で花壇造成を行いました

 6月18日(火)名寄市立名寄西小学校にて、小学1・2年生と花壇造成を行いました。
 名寄西小学校では、名寄西小安全安心会議が主催する花壇造成を毎年開催しており、今年度は「産業高校のお花を高校生と一緒に植えられないだろうか」と西小学校の校長先生から依頼があり、実現しました。
 生徒たちは、植え付ける花苗の手入れや土の準備、花壇の配色の検討など、事前準備を行いました。
 当日は、安全安心会議の皆さんとプランターの土入れや苗の給水などの準備を行いました。市民の方に「きれいなお花ですね。上手に育てましたね。」と声をかけていただきました。
 10時25分、児童たちも玄関前に集合し、活動スタート。生徒たちは2年生と一緒にミニヒマワリの種まきと花苗の植え付けを行いました。後半、プランターの植え付けを終えた1年生が合流し、マリーゴールドを植え付けました。
 最後に参加者全員で記念撮影を行いました。きれいに仕上がった花壇を見て、生徒たちも満足そうでした。

〔名農キャンパスの温室で出番を待つ色鮮やかな花苗たち。〕

〔プランターに土を入れ、苗をセットしておきます〕


〔次に花壇の準備。花苗の場所とミニヒマワリの種を置く場所に印をつけます。〕

〔配色を考えながら、花壇に植え付ける花苗を選定します。〕

〔開会式で児童たちに紹介していただきました。教頭先生の号令で活動スタート!〕

〔1年生は地域の方々と一緒にプランターに花苗を植え付けました〕

〔2年生は高校生と一緒にミニヒマワリの種まきと花苗の植え付けを行いました〕


〔プランターの植え付けを終えた1年生と一緒に花壇にマリーゴールドの植え付けを行いました〕

〔最後に全員で記念撮影〕

〔きれいに出来上がった花壇〕


北北海道連盟実績発表大会 クラブ活動発表で優秀賞を受賞しました!

 6月13日(木)~14日(金)北海道遠別農業高等学校で開催された北北海道学校農業クラブ連盟実績発表大会において、酪農科学科4名が「クラブ活動発表」に出場しました。
 クラブ活動発表は、農業クラブ活動を積極的に推進するため、問題解決のための自主的・積極的な態度と能力を養うとともに、クラブ員相互の親睦と連携を深めることを目的として行われます。
 令和7年3月に閉校することから、今回の大会が『名寄産業高校農業クラブ』として最後のクラブ活動発表となります。
 生徒たちは、これまでの練習の成果を十分に発揮して堂々とし発表しました。
 その結果、優秀賞(第3位)を受賞し、全道大会へ出場することになりました。

 生徒たちに出場した感想と全道大会への意気込みを聞きました。
*木村さん
 名寄産業高校最後の農業クラブとして、4人で協力して練習してきたことが、優秀賞という結果につながりとても感動した。
 今年度で閉校となるため、最後の全道実績発表大会になるが、大会に向けて4人で準備し、後悔のない発表をします。
*中西さん
 初めて発表者として出場しましたが、今まで練習した成果を十分に発揮できたのでよかったです。まさか選ばれると思わなかったので嬉しかったです。
 全道大会では地域大会以上に成果を発揮できるように頑張りたいです。最後の出場になるので、悔いのないように発表したいです。
*加藤さん
 今回、初めて大会に参加してみてとても緊張したけど、4人で協力してやりきることができてよかったです。また、他校の発表も聞けたので、今後の参考にできたらと思います。
 全道大会に出場することが決まり、はじめは驚いたけど、自分たち4人の活動をしっかり他校にアピールできるように頑張りたいです。
*植村さん
 今回は発表補助としてパソコン操作がメインでした。前日の練習では少しトラブルがあって大変でしたが、本番は発表者と息が合って、今までで一番良い発表でした。
 最後の実績発表大会になるので、地域大会よりも良い発表になるように準備と練習を重ねていきます。

 4人は、8月21日(水)~23日(金)に岩見沢農業高校で開催される全道大会に出場します。

〔前日には、名農キャンパス体育館で、本番を想定した発表練習を行いました。〕

〔会場入り口のフォトスポットで記念撮影〕

〔記録簿公開の様子。他校の記録簿を閲覧しています。〕

〔発表前の控室での様子。集中して練習しています。〕

〔発表を終えて、記念撮影〕

〔農業クラブ会長の木村さんに表彰状が授与されました〕

〔表彰式を終えて記念撮影。素敵な笑顔です!〕

智恵文小中学校と食育連携学習を行いました

 5月30日(木)、名農キャンパスの農場にて、智恵文小中学校3年生4名・4年生1名と酪農科学科3年4名が食育連携学習を行いました。食育連携学習は、作物の植え付けから、収穫、加工までを一貫して行うことで「食」に関する知識を学ぶことを目的として行っています。

 今日は「花の寄せ植え」と「カボチャの定植」を行いました。

 はじめに園芸教室で花の寄せ植えを行いました。
 用意した花はマリーゴールド、ケイトウ、キンギョソウ、ペチュニア、サルビア、ベゴニア、ダスティーミラー。温室で好みの花苗を選び、プランターに定植しました。

 次に圃場へ移動し、カボチャの定植を行いました。
 今回定植したのは「雪化粧カボチャ」と「バターナッツカボチャ」。マルチフィルムを張った畝に専用の道具で穴をあけ、苗を植えつけました。圃場からの帰り道、温室の見学を行いました。これから植え付けるいろいろな野菜の苗を観察しました。

 最後に、プランターと一緒に記念撮影をして今日の連携学習は終了です。
 おわりの挨拶で、小学生が一人ずつ「今日の楽しかったこと」を発表してくれました。
 寄せ植えや定植、温室見学など、高校生と小学生が二人一組で行動していたこともあり、はじめよりぐっと距離が近づきました。

 次回は7月。ピザづくりを行います。

 はじまりの挨拶。小学生も高校生も緊張気味です。

 プランターを持って温室に移動

 好きな花を選びます


 プランターに土を入れます

 ポットから苗を取り出しバランスよく並べます

 仕上げに土を入れて完成です

 続いてカボチャの定植。高校生と小学生が二人一組になって植え付けを行いました。


 最後に温室見学をしました

 出来上がった寄せ植えを記念撮影ポイントまで運びました

 寄せ植えと一緒に記念撮影

 最後に小学生が「今日の楽しかったこと」を発表してくれました。
 一緒に過ごしたおかげで、距離がぐっと縮まりました。

花苗・野菜苗販売会、大盛況でした!

 5月23日(木)、名農キャンパスで苗販売会を行いました。
 曇り空で風が強く吹く中、多くのお客様に来場いただきました。
 ありがとうございました。

 前日準備、駐車場のライン引きの様子。

 当日の様子。木村さんの挨拶で販売スタート。

 

苗販売会についてお知らせします

 苗の生育状況は順調です。

 

 5月23日(木)に開催する苗販売会についてお知らせいたします。

・価格は野菜苗が1本100円(税込)、花苗が1本70円(税込)です。
・来場の際は、苗を入れる物(段ボール箱など)を持参してください。
午前10時から販売会場手前の受付場所で整理券を配布します。
・販売時間は正午までとなっていますが、売り切れ次第終了となります。
・自動車の入り口は正門のみとし、決められた場所に駐車してください。
・学校敷地外での路上駐車はしないでください。

 販売品目は次のとおりです。
 ※個数制限等、詳細は当日配付するチラシをご覧ください。

《野菜苗》

 大玉トマト「桃太郎」
 ミニトマト「CF千果」
 ピーマン「京ひかり」
 ナス「千両二号」・「加茂茄子」
 キュウリ「味さんご」
 オクラ「グリーンソード」・「ヘルシエ」 
 シソ「ちりめん」
 中国野菜『空芯菜(エンツァイ)』

 

《花苗》

 ペチュニア
 ベゴニア
 ダスティーミラー
 サルビア
 ケイトウ
 マリーゴールド
 アフリカンマリーゴールド        
 キンギョソウ
 コリウス

 

《イタリア野菜苗コーナー》

 バジル
 『スイートバジル』
 『イタリアーノクラシコ』
 『フォグリア・ディ・ラトゥーガ』

 ナ ス
 『ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ』  
 『トンダ・ビアンカ』
 『ツァコニキ』


 ご来場をお待ちしております 

プロジェクト計画発表会を行いました

 3月18日(月)6校時の総合実習では、次年度の課題研究に向けた取り組みとして、プロジェクト計画発表会を行いました。
 各自が計画したプロジェクト活動の方向性を示すことで、互いのプロジェクト活動内容を理解し、クラブ員一人ひとりの主体的・協働的に取り組む意識を高めることを目的として行いました。
 学科長の岡本先生からの講評で、植村さん・木村さんには「酪農家さんで畑や花をきれいに作っている人は、本業もしっかりやっている人が多い。1年間の取り組みが自営に役立つので頑張ってほしい。」、加藤さん・中西さんには「カヌレ・マカロンは名寄であまり売られていないということなので、製品化目指して頑張ってほしい。」とお話しいただきました。
 4月10日(水)からの本格始動に向けて、春休み期間中に栽培や製造に関する情報収集や自主学習を行うなど、各自で準備を進めます。
 全員目標達成を目指して、酪農科学科一丸となって全力で取り組みます。

★プロジェクトのテーマ★
・植村さん「メロン栽培」
・加藤さん「マカロンの研究」
・木村さん「特殊野菜と花の栽培~植物の魅力と可能性の発信~」
・中西さん「カヌレの研究」

 

 3月4日からプロジェクトの計画・準備を始めました。

 各自の研究テーマ・テーマ選定理由・目標・目標達成のための活動・年間活動計画を発表しました。 

 学科長の岡本先生から講評をいただきました

卒業式に向けてサイネリアの色合わせを行いました

 3月1日(金)の卒業証書授与式に向けて、式場を飾るサイネリアを栽培しています。
 10月上旬に播種し、11月上旬にポット上げ、12月中旬に鉢増しし、温室で管理してきました。
 今日は、花の状態を確認しながら選定し、色合わせを行いました。
 卒業証書授与式まであと5日。旅立つ先輩たちを色鮮やかな花で送ります。

 

 色とりどりのサイネリア。3月1日に見ごろを迎えるように栽培管理を行ってきました。

 担当の樋口先生から花の状態の確認方法や色合わせについて説明を受け、作業スタート。 

 色合わせしたサイネリア

2年生が最後の手入れを行いました

育成牛の出荷に向けて、2年生が最後の手入れを行いました。
 最後の体尺測定として、手分けして各部位の測定を行いました。このデータは科目「農業情報処理」で活用します。
 次にボディーメンテナンス。始めにブラシでお湯を掛けながら毛と皮膚の汚れを浮かせます。次に専用の洗剤を毛に擦りつけ、背中からお腹に向かってブラシでこすりながら汚れを落としていきます。前回3年生がブラッシングをしていることもあり、3頭ともスムーズに洗うことができました。最後に、ブラシで毛についた水を切りながら毛並みを整えました。
 3頭とも美牛になりました。2頭は明日の朝、1頭は明後日の午後、新天地に向かいます。

 まずは体高測定。

 体洗いスタート!ブラシでお湯をかけながら汚れを浮かせていきます。

 次に洗剤をつけて擦っていきます。

 少し緊張気味の牛たち。

 細かいところまで丁寧に洗います。

 感謝の気持ちを込めて洗います。

 3頭とも、とてもきれいになりました。

 最後に記念撮影。

農業講演会を実施しました

 5・6校時、鈴木ビビッドファーム代表取締役 鈴木 康裕 様を講師としてお招きし、農業講演会を実施しました。
 講演会に向けた事前学習として、22日(月)の課題研究で「ビビッドポーク試食会」を行いました。試食した「ロース」「肩ロース」「モモ」「バラ」の4種の特徴について、本校教諭から説明を受けた後、スライスした各部位(肉)を1枚ずつ湯通しし、薄味のだし汁につけていただきました。
 講演会では、生徒が講師と対話しやすいように演台を設置せず、講師を囲んだ座談会形式で実施しました。
 講師の鈴木様からは、養豚を始めるまでの経歴や、養豚に対する思いなどをお話ししていただきました。「工業高校で勉強したことが、今の仕事にも役立っている。」というお話に、生徒は惹きつけられていました。
 また、講師のホクレン旭川支所畜産生産課 梶原様からは、「養豚講習会」と題して、鈴木ビビッドファームの経営体系(一貫経営)の概要のほか、肉豚の日齢と飼料やSPF認定農場、豚肉の格付けなどを詳しく説明していただきました。「1頭の豚を出荷するために約300kgの資料が必要。ライフステージにあわせて適切な飼料の切り替えを行うことが重要」との説明を聞いた生徒からは、「飼料の価格高騰によりどのくらい経費が増えたのですか」など、これからの農業の担い手を意識した質問がありました。
 生徒たちは、農業経営はもとより、高校生活での経験が社会に出たときにどう生かされるのかや、これからの高校生活をどのように過ごせばいいのかなど、多くのことを学ぶ機会となりました。

 【事前学習の様子】まずは豚肉基礎講座

 いよいよ試食会。今回用意したのは「ロース」「肩ロース」「モモ」「バラ」の4部位。

 1枚ずつ丁寧に湯通しして食べ比べます。

【講演会の様子】
 講師と生徒たち距離を近づけるよう座談会形式で行いました。

 まずは生徒から自己紹介。好きな豚肉の部位や豚肉料理、試食しての感想などを交えながら自己紹介を行いました。

 鈴木様は、家業である養豚業を引き継ぐまでの道のり、養豚に対する思いなどを語ってくださいました。

 講師の鈴木様

 生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。

 ホクレン旭川支所畜産生産課の梶野様からは「養豚講習会」と題し、てご講演いただきました。鈴木ビビッドファームの経営体系(一貫経営)の概要、SPF認定農場になるために必要なこと、肉豚の日齢と飼料についてなど、専門的な内容を分かりやすく説明してくださいました。

 生徒を代表して2年木村さんからお礼の言葉を伝え、製品の詰め合わせを贈呈しました。