酪農科学科の日常をお知らせします
3年が育成牛の手入れをしました
5・6校時 3年畜産の授業で、育成牛たちの手入れを行いました。
まずは体尺測定。放牧後、牛舎内で生活しているためなかなか姿を見ることができませんでしたが、驚くほど成長していました。
つぎにボディーメンテナンス。毛についた汚れを専用のブラシで取り除く「ブラッシング」を行いました。ブラッシングは血液循環を改善するだけでなく、皮膚からほこりやその他の汚れも取り除くことができ、かゆみも抑えられます。 ブラッシングは牛にとってリラックス効果があります。
生徒たちは牛の体に触れながら、丁寧にブラシ掛けを行っていました。牛たちはとても気持ちよさそうにしていました。
しっぽの毛に絡みついた汚れを無理に引っ張ってしまうと、ストレスになってしまいます。そのため、お湯の入ったバケツにしっぽを浸けて優しく揉み、汚れを柔らかくしてからブラッシングしました。
3頭とも美人さんになりました。
いろいろなブラシを使って毛についた汚れを落としていきます。
「結構、力を入れても大丈夫」とコツを聞きながらブラッシングを行っていました。
みなさん、気持ちよさそうです。
収穫感謝祭を開催しました
10月17日(火)1~4校時に、収穫感謝祭を開催しました。
収穫感謝祭は、日頃の実習成果である農畜産物の恵みに感謝するとともに、農産物を食すことで命のありがたさを考える機会をつくることを目的として実施する、農業高校からの伝統行事です。今年も様々な自然環境に左右されながらの栽培となりましたが、生徒たちが農業実習に一生懸命に取り組んだ結果、たくさんの農産物を収穫することができました。
生産報告・奉納では、畜産部門・農業部門・加工部門の4月~10月までの収量及び売上金額、実習の成果などを発表し、各部門の生産物を祭壇に奉納しました。その後、代表者による杵入れを行いました。今年度の実習の無事と収穫に感謝する大切な式に生徒たちは真剣な態度で臨んでいました。
会食のメニューは、生産した農畜産物を使った「カレーライス」と「お雑煮」。ジャガイモの皮むきやタマネギのスライスなど、生徒全員で具材の準備をしました。水稲実習でお世話になった加藤さんや、農場管理を行っている現場職員の皆さんも会食にお招きし、全員で美味しくいただきました。
開会式での農業クラブ会長の挨拶
生産報告のあと、生産物を奉納しました
校長・農業クラブ会長による杵入れ
2回目の餅つきは生徒たちが最初から行いました。つく前にもち米を潰します。
丸めたお餅。杵つきのお餅は腰が強く、粘り強いです。
カレートッピングの「骨付きモモ肉」を発見した時の歓喜の様子
最後にお雑煮とカレーを奉納しました
すべての奉納物を奉納した祭壇
水稲実習でお世話になった加藤さんをお招きし、会食しました
収穫実習(2年)
昨日に引き続き、今日も清々しい秋晴れ。
2年生物活用の実習で、サツマイモとアトランティックジャイアントを収穫しました。
アトランティックジャイアントは、一番大きいもので130kg。大きいものは名農キャンパスの正門前に、小さなものは光凌キャンパスの玄関に飾りました。
収穫実習(3年)
秋晴れの中、3年グリーンライフの実習で、たわわに実った落花生と、立派に育ったサツマイモを収穫しました。
サツマイモは予想をはるかに超える大きさで、掘り出すのも一苦労。3年生4人がかりで収穫しました。
食彩フェアに参加しました
10月7日(土)イトーヨーカドーアリオ札幌店で、第19回農業高校食彩フェアが開催され、生徒2名が参加しました。
6日(金)の前日準備では、各校から届いた商品をひとつひとつ検品し、ショーケースに陳列しました。また、自分たちが担当するブースで販売する他校の商品を確認し、お客様に質問されても答えられるように事前学習を行いました。
7日(土)当日は、多くのお客様に来場いただき、パウンドケーキは瞬く間に完売。自分たちが丹精込めて製造した商品を、お客様に説明しながら販売したことで、充実感を得ることができ、今後の実習の励みとなりました。
検品の様子。入荷個数やラベルの状態などを入念にチェックします。
今回はパウンドケーキと肉製品を販売しました。
会場は多くのお客様で大賑わいでした。
大型スクリーンで実習風景が放映されました。
農事視察研修を行いました
9月28日(木)、農事視察研修を行いました。
この研修は、青年新規就農者確保対策事業の一環として、道北地域の農業担い手育成のため、道北地域の先進的な農業経営を学び、自らの将来設計に役立てることを目的として実施しています。
今年度は、美瑛町にある『株式会社ファームズ千代田』を訪問しました。この牧場は、動物たちと自由にふれあえる「ふれあい牧場」のほか、牧場で育てた「びえい和牛」や「ジャージー牛乳」を飲食できる「ファームレストラン千代田」など、一貫生産牧場や乳製品の加工所、人工授精所等、幅広く事業を展開しています。
代表取締役社長のアブガンドロージン・アバラゼデさんから会社概要や理念、各事業の特徴的な取り組みやこだわりなどを説明していただきました。
各施設の見学では、牛舎内での臭いを軽減させるための環境づくりのほか、飼料としてビールかすや酒粕などを与えることで牛の腸内環境を整えるなど、アニマルフェルフェアの考え方を取り入れた「人にも動物にも優しい牧場づくり」について説明がありました。質疑応答では、事前学習で疑問に感じたことなどを、丁寧に解説してくださり、より一層学びを深めることができました。
昼食は、代表取締役専務の石戸谷さんのご厚意で、「びえい和牛」の焼肉ランチと、デザートに「ジャージー乳のドリンクヨーグルト」をいただきました。
酪農経営や牧場への想いに触れ、動物たちへの愛情が注がれた施設を見学し、畜産物として美味しくなど、とても有意義な研修となりました。
家畜人工授精所で和牛の一貫生産について説明を受けました。
アバラゼデさん自慢の種牛たち。
種付け後の母牛。夏には草地に放牧し、できるだけストレスのない環境で育てます。
育成牛たち。どの牛舎もとてもきれいで、特有のにおいもありませんでした。
ジャージー牛の牛舎。牛床に傾斜をつけることで牛体が汚れるのを防ぎます。
牛床も牛体もとてもきれいです。
ふれあい牧場の人気者、ポニー。生徒達も様々な動物と触れ合っていました。
質疑応答では、事前学習で考えた質問をし、学びを深めました。
昼食にびえい和牛の「焼肉ランチ」をいただきました。ボリューム満点で大満足でした。
デザートにいただいたドリンクヨーグルト。濃厚なのにさらりとした口当たりで、ジャージー乳のおいしさがぎゅっと詰まっていました。
※アニマルウェルフェア(Animal Welfare・家畜福祉)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な暮らしができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。
智恵文小学校との連携学習を行いました
智恵文小学校と酪農科学科との連携学習を名農キャンパス農場で実施し、圃場見学とスイートコーンの試食を行いました。
両校では平成23年度から、農業や食について学ぶ連携学習を展開。令和元年度から新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、昨年度から再開。本年度は全3回の連携学習を企画しました。6月にスイートコーンの播種、7月に石窯ピザづくりを行い、今回がいよいよ最終回。智恵文小学校3・4年生2名が参加し、酪農科学科3年生4名が指導に当たりました。
はじめに、6月に植え付けしたスイートコーン(ピュアホワイト)の生育状況について説明しました。途中、キツネやアライグマによって荒らされたところもありましたが、無事8月に収穫したことを報告しました。
次に圃場見学。牛舎にいる育成牛の餌やり体験では、寄ってくる牛たちに戸惑いながらも、甘えてくる牛の顔を優しく撫でていました。アトランティックジャイアントの観察では、「大きくて重たい」と言いながら、力強く持ち上げていました。
見学後に、ピュアホワイトの焼きトウモロコシ、丹波黒大豆の焼き枝豆、タマネギとベーコンの串焼き、金色羅王のカットスイカで、ミニ収穫祭を開催しました。小学生も高校生も秋の味覚を堪能し、大満足でした。
育成牛の餌やりを行いました。
大きく育ったアトランティックジャイアント
茹でたスイートコーンに醤油を塗りながら焼きました。仕上げにバターを塗ってできあがり。
天候にも恵まれ、すてきなミニ収穫祭となりました。
削蹄講習を行いました
5・6時間目、菅原道北削蹄所の方による削蹄講習を行いました。
削蹄とは、牛の蹄を切り揃え、整える作業のことで、人間に置き換えると『爪切り』です。伸びすぎていびつな形になった蹄の過剰な成長を矯正して、蹄における荷重バランスを調整し、蹄の機能を回復させることを目的としています。
削蹄の目的や方法、使用する道具などについて説明を受けた後、削蹄の様子を見学しました。実践として、削蹄するために重要な「保定」の方法を学びました。「定期的に蹄のチェックをすることで病気の早期発見や牛の健康の向上につながる。そのためには安全に保定することが大事。」と説明いただきました。
削蹄師のみなさんの経歴や仕事に対する思いなども聞くことができ、大変有意義な時間となりました。
策定前、牛たちをきれいに洗います。
削蹄の目的や効果、削蹄の種類、削蹄の流れなどを説明していただきました。
削蹄に使用する道具をひとつひとつ説明していただきました。
道具の実演の様子。
削蹄するために重要な「保定」の方法を学びました。正しく保定すると両手が自由になり、安全に削蹄することができます。
削蹄師のみなさんの経歴や仕事に対する思いなども聞くことができ、大変有意義な時間となりました。
稲刈り実習を行いました
加藤農場でコンバインによる稲刈り実習を行いました。
5月に田植え実習、7月にドローンによる肥料散布見学を行い、今回が3回目です。
加藤さんから指導を受けながらコンバインを操作しました。刈り残さないように真っすぐに走らせるのが難しかったです。
GPSやドローンなど、ICTを活用した先進的な農業を体験することができ、大変貴重な実習となりました。
トルコキキョウの収穫を行いました
トルコキキョウの収穫を行いました。
トルコキキョウは、花卉類の中で種子が最も小さく、栽培が非常に難しいため、一般的には苗から栽培しますが、今回は種子から栽培しました。播種から5ヵ月後の9月上旬、色とりどりのトルコキキョウが開花しました。
収穫したトルコキキョウを、生活文化科の先生に生けていただきました。
職員玄関に飾ると、とても華やかな雰囲気になりました。
◎トルコキキョウの花言葉
『 優美 』『 すがすがしい美しさ 』『希望 』『 良い語らい 』『思いやり 』『 あなたを思う 』
特にお知らせはありません。