2024年1月の記事一覧

農業講演会を実施しました

 5・6校時、鈴木ビビッドファーム代表取締役 鈴木 康裕 様を講師としてお招きし、農業講演会を実施しました。
 講演会に向けた事前学習として、22日(月)の課題研究で「ビビッドポーク試食会」を行いました。試食した「ロース」「肩ロース」「モモ」「バラ」の4種の特徴について、本校教諭から説明を受けた後、スライスした各部位(肉)を1枚ずつ湯通しし、薄味のだし汁につけていただきました。
 講演会では、生徒が講師と対話しやすいように演台を設置せず、講師を囲んだ座談会形式で実施しました。
 講師の鈴木様からは、養豚を始めるまでの経歴や、養豚に対する思いなどをお話ししていただきました。「工業高校で勉強したことが、今の仕事にも役立っている。」というお話に、生徒は惹きつけられていました。
 また、講師のホクレン旭川支所畜産生産課 梶原様からは、「養豚講習会」と題して、鈴木ビビッドファームの経営体系(一貫経営)の概要のほか、肉豚の日齢と飼料やSPF認定農場、豚肉の格付けなどを詳しく説明していただきました。「1頭の豚を出荷するために約300kgの資料が必要。ライフステージにあわせて適切な飼料の切り替えを行うことが重要」との説明を聞いた生徒からは、「飼料の価格高騰によりどのくらい経費が増えたのですか」など、これからの農業の担い手を意識した質問がありました。
 生徒たちは、農業経営はもとより、高校生活での経験が社会に出たときにどう生かされるのかや、これからの高校生活をどのように過ごせばいいのかなど、多くのことを学ぶ機会となりました。

 【事前学習の様子】まずは豚肉基礎講座

 いよいよ試食会。今回用意したのは「ロース」「肩ロース」「モモ」「バラ」の4部位。

 1枚ずつ丁寧に湯通しして食べ比べます。

【講演会の様子】
 講師と生徒たち距離を近づけるよう座談会形式で行いました。

 まずは生徒から自己紹介。好きな豚肉の部位や豚肉料理、試食しての感想などを交えながら自己紹介を行いました。

 鈴木様は、家業である養豚業を引き継ぐまでの道のり、養豚に対する思いなどを語ってくださいました。

 講師の鈴木様

 生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。

 ホクレン旭川支所畜産生産課の梶野様からは「養豚講習会」と題し、てご講演いただきました。鈴木ビビッドファームの経営体系(一貫経営)の概要、SPF認定農場になるために必要なこと、肉豚の日齢と飼料についてなど、専門的な内容を分かりやすく説明してくださいました。

 生徒を代表して2年木村さんからお礼の言葉を伝え、製品の詰め合わせを贈呈しました。