2023年9月の記事一覧
農事視察研修を行いました
9月28日(木)、農事視察研修を行いました。
この研修は、青年新規就農者確保対策事業の一環として、道北地域の農業担い手育成のため、道北地域の先進的な農業経営を学び、自らの将来設計に役立てることを目的として実施しています。
今年度は、美瑛町にある『株式会社ファームズ千代田』を訪問しました。この牧場は、動物たちと自由にふれあえる「ふれあい牧場」のほか、牧場で育てた「びえい和牛」や「ジャージー牛乳」を飲食できる「ファームレストラン千代田」など、一貫生産牧場や乳製品の加工所、人工授精所等、幅広く事業を展開しています。
代表取締役社長のアブガンドロージン・アバラゼデさんから会社概要や理念、各事業の特徴的な取り組みやこだわりなどを説明していただきました。
各施設の見学では、牛舎内での臭いを軽減させるための環境づくりのほか、飼料としてビールかすや酒粕などを与えることで牛の腸内環境を整えるなど、アニマルフェルフェアの考え方を取り入れた「人にも動物にも優しい牧場づくり」について説明がありました。質疑応答では、事前学習で疑問に感じたことなどを、丁寧に解説してくださり、より一層学びを深めることができました。
昼食は、代表取締役専務の石戸谷さんのご厚意で、「びえい和牛」の焼肉ランチと、デザートに「ジャージー乳のドリンクヨーグルト」をいただきました。
酪農経営や牧場への想いに触れ、動物たちへの愛情が注がれた施設を見学し、畜産物として美味しくなど、とても有意義な研修となりました。
家畜人工授精所で和牛の一貫生産について説明を受けました。
アバラゼデさん自慢の種牛たち。
種付け後の母牛。夏には草地に放牧し、できるだけストレスのない環境で育てます。
育成牛たち。どの牛舎もとてもきれいで、特有のにおいもありませんでした。
ジャージー牛の牛舎。牛床に傾斜をつけることで牛体が汚れるのを防ぎます。
牛床も牛体もとてもきれいです。
ふれあい牧場の人気者、ポニー。生徒達も様々な動物と触れ合っていました。
質疑応答では、事前学習で考えた質問をし、学びを深めました。
昼食にびえい和牛の「焼肉ランチ」をいただきました。ボリューム満点で大満足でした。
デザートにいただいたドリンクヨーグルト。濃厚なのにさらりとした口当たりで、ジャージー乳のおいしさがぎゅっと詰まっていました。
※アニマルウェルフェア(Animal Welfare・家畜福祉)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な暮らしができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。
特にお知らせはありません。